姫へ 

姫に教えてもらったこと
(別ページリンク先↑)


<経過>

ここのところ体調が変だった我が家の初代アイドルハム、パールホワイトの
姫様が、2001年12月21日、AM3:30ごろ、☆になりました。
推定1歳五ヶ月という、どちらかと言えば短い人生でした。
姫様は、当HPに遊びに来てくださった方ならご存知と思いますが、
腫瘍を切除したり、何度も病院に通ったりのある意味つらい人生を
を送ることになってしまったハムスターでした。

最近の2〜3週間は、特に体調が悪く、息をするときに「きゅ、きゅ、きゅ」と
不自然な音が混じるようになったおり、病院に連れて行ったり薬を飲ませたり
しながら様子を見ていたのです。ことさら今日(12月20日)は、泣き声というか
息をしながら混じってくる音が「ぜぇぜぇぜぇ」のような音に変わってきており
しかも息をするときの体の動きが苦しさをものがったているような感じで
激しく揺れていました。
掛かりつけの動物病院の福島先生に電話で相談したのですが、遠いと言う事も
あり、しかも病院がしまってからでしたので、今日は暖かくして見守るように
指示があったのでそのようにして様子を見ていました。

ぶのしが仕事から帰ってくるのが本当はもっと遅かったのですが、虫の知らせか
早く帰ってきたのです。今考えると姫が呼んでくれたのかと思います。
ぶのしが帰ってきてからいつものえさ交換をして、体温を測ったり体重を
計ったり、薬をあげていたのですが、急にそのころからますま体調が悪化。
苦しそうにケージの中をあちらこちらに走り回り、一箇所にじっとしていられない
様子で、体全体を使って息をしていたんです。
私自身実は、この時点で相当やばい状況だということを自覚していて
そばにいるぶのしにも覚悟したほうが良いよと言っていました。
それでも何とかしなければとの思いから、日ごろからお世話になっている
J'sROOMのじゅんこさんに、夜中だというのに電話して、夜中でも見てくれる
病院を教えていただき、電話したのですが、今の状況で病院まで運んでも
その途中で息絶えてしまうのでは、と先生に言われまして、私も納得しました。
確かにこの様子では動かしても動かさなくてもどうにかなってしまいそうな
様子でしたから。
電話を切ってすぐに後ろで姫を見ていたぶのしが、「動かないよぉ」と
涙を流しながら私に言いました。
見てみると目をうつろに開きながら細かく苦しそうに息をし、だんだんそれが
弱くなっていきます。私も男ながら涙が溢れてき、「がんばれ!姫頼むから!」
と何もすることが出来ない歯がゆさから、声だけを掛けていました。
そうすると段々と息遣いが弱くなり、触ってもいつもだったら抵抗する姫が
何も行動せず、そのうち一回だけ大きく息を吸い吐き出すと同時に
その動きを止めました。

最後はとても苦しそうだった姫が、動きを止めるとともに安らかな顔つきに
なっていくのがまるでスローモーションを見ているようで、夢のようでした。
いや夢であってほしいと。
逝ってしまったばかりの姫の体はまだ温かく、目もうっすらとして、毛並みは
いつもと変わらずふわふわの真っ白な生きている姫と変わりません。
体をさすったり、呼びかけたり、胸の辺りをたたいてみたりとしたのですが
もうどうにも出来なくなっていました。

私達二人は成す術もなく、ただ見守ることしかできなかったのです。
姫が苦しそうなそぶりをしているときも、逝ってしまった時も。
私は誰はばかることなく、思いっきり泣きました。
姫に対して申し訳ない気持ちと、飼い主としての自信のなさからです。
果たして自分は飼い主として全てを姫にささげることが出来たのか?
これから先もこのことは自分の中で考えていかなければいけないのでしょう。
なぜなら我が家には後7匹のハムがいますから。

今はまだ気持ちの整理がつきません。当たり前でしょう。
でもやらなければいけないこともあり、ただ悲しみにくれているだけでは
いけないので、せめて今精一杯の出来ることを、しようと思います。


<姫への手紙>

姫へ
今まで本当にありがとう。楽しいことも辛いこともいっぱい貴女に教えてもらいました。
貴女は我が家で一番最初に来たハムスターでしたね。
ペットショップではじめて見た時に一発であなたを選びました。
ふわふわの白い素晴らしい毛並み、そして愛くるしい顔つき。
全てにおいて貴女はパーフェクトなハムスターだったよ。
我が家につれてきて直ぐぐらいに、私の顔のそばで遊ばせていたら
顔によってきて全然臆することもなく顔を上り始めたときはびっくりするとともに
とっても嬉しかった。
ハムって人にはあんまりなれないので慣らすのが大変て聞いていたから
こんなに簡単に人に近づいて良いのかと思ったぐらいだったよ。
しかも手からひま種を食べるのもその直後だから、べた慣れ訓練することもなく
とっても頭の良い子だったね。
トイレの場所や水のみ器の使い方なんかも直ぐ覚えたし、えさの時間も覚えるの
早かったし。
うんちなんか一個もロフト部分に転がっていなかったのは貴女が綺麗好きだった
証拠だよね。
私たちが最初、飼い始めのときにえさの量を適当にやってたり回し車の軸に差した
サラダ油を四六時中ぺろぺろしながらデブになったときはどうしようかと
思ったけど、あのころの貴女が一番可愛かったし、輝いていました。
でもその後の飼い主の勉強不足から結局ダイエットさせてしまったこと、
あれは貴女にとっては何より辛かったでしょう。
本当にごめんね。
もしかすると貴女がいちばん苦しんだ腫瘍摘出手術は、私たちのせいかも
しれないと思うと本当にすまない気持ちでいっぱいです。
可愛がり方のはき違えをしていたのではと後悔でいっぱいです。
貴女の闘病は、いつもそばで見ていましたから、どんなに辛いことを
されたのか十分知っています。
でも、貴女を思うばかり、と言う気持ちは本当のことです。
それに対してうそ偽りはありません。
その証拠に今、とても苦しいです。
でもこんなことを貴女に言ってしまったらきっとあちらで辛い気持ちに
なってしまうかもしれないですよね。
本当に駄目飼い主ですいません。
ここ最近の最後の3週間、きっと辛かったでしょう。
いつも息苦しそうにしている貴女を見ながら何もすることが出来ず、そして
この時を迎え、残念な気持ちでいっぱいです。
あれもしてあげたかった、これもしてあげたかった、もっと好きな物を
食べさしてあげたかった…数え上げたらきりがありません。
その分、きっと貴女は天国のハムスターランドで、幸せにすごせるはずです。
何も辛いことのない、素晴らしい世界で、今まで味わった辛いことなど
忘れて、ゆっくりのんびり過ごして下さいね。
そして、我が家のほかの仲間や私たちを見守ってください。
さっき外に行って空を見上げてきました。
貴女の星は綺麗に輝いていました。
曇り空でもわかるぐらい綺麗に。
私たちはきっと貴女のことを忘れません。
あなたに一杯貰った幸せな時間や、教えてもらった事を。
そして命の大切さを。
あなたの死によって本当に教えられました。
最後まで貴女は素晴らしい、ハムスターの中のハムスターお姫様でしたよ。
我が家の誇りでした。
今まで本当にありがとう。そして苦しませてごめんね。
そしてお疲れ様でした。
ゆっくり今までの分、休んでください。

愛しの姫ちくりんへ

P・S
昨日貴女より先にハムスターランドに旅立ったスマイル君がきっと貴女を
出迎えてくれているよ。
仲良くしてあげてね。

直次郎