姫に教えられたこと
今回、とても悲しくて、そして残念で悔しい姫の死にあたって、いくつか勉強しました。
今後の皆さんの参考になればと思いまして、全てをさらけ出した上で書きます。
まず、私達二人の飼い主は、勉強不足だったと言うことです。いろんな事を知って
いると思い込んでいたのが間違いの元でした。
姫が最後の瞬間、私達二人は何も出来なかったのですが、これはある
獣医師(福島先生では有りません)に
ハムスターの場合、体が小さいし、骨も折れやすいので、無理に蘇生法をしない
ほうが良いとアドバイスを受けていたのでやらなかったのです。
ところが姫が死んで次の日に、改めてHPや書籍でその事を確認してみたところ
ある獣医師では、明らかに呼吸困難な場合に息を入れるのではなく、吸ってやる
方法をとるのが最善であると仰っていました。
今までかかったどの獣医師にも聞かされていなかった事実です。
だからといってこの事で今までお世話になった獣医師に文句があるわけではなく
ただ私達の知らない専門知識をこう言ういざという時の為に教えてくれていれば
良かったのにと、無念でたまりません。
また、自分でも教えてくれないなら調べて探して知識として蓄えておくべきでした。
今回の姫の症状は、はっきり言って原因がわかりませんでした。
@
昼夜問わずに「くっくっくっ」や「きゅっきゅっきゅっ」という不自然な呼吸音と明らかに
体全体で呼吸している不自然な様子。
A
レントゲンで撮っていただいたときに何も異常が見つからなかったので、以前の腫瘍
が転移していたとは考えにくい。
B
体が小さすぎて通常のレントゲンでは、病巣を発見するのが難しく、レントゲンで
はっきりと写った時点では、すでに末期で手遅れである為、写っていないと言う事は
腫瘍がらみではない。
などの点から、気管支の炎症による呼吸不全が原因で、異音がしていたと診断
されたのです。それに伴い、抗炎症剤、抗生物質、食欲増進剤、免疫力向上剤
当の処方を受け、一日二回の投薬を行っていました。
それにより一時期激減していた体重も増加し、異音も少なくなってきたと思った
のですが、ある日を境に段々異音が大きくなって種類も変わってきたようでした。
この時点で獣医師に見せに行く予定でしたが、結局連れて行く前に亡くなりました。
!!絶対に少しでも異常を感じたら先に延ばしたり待ったりせず
その場で直ぐに病院に連れて行くべきです。!!
私たちは、姫のこの最後の生きようとするあがきを、全て見ていました。
しかし知識として何も用意されていなかった私たちはうろたえ、パニクり、傍観
していたくないのに何も手を出せませんでした。
参考までですが、ハムスターには、人間がひいた風邪が移るそうです。
例えばインフルエンザも条件が揃えば移るそうです。
今回の姫の死にもしかすると関係有るかもしれません。
ということは、ハムを健康に育てるためには、飼い主の自分自身の健康管理も
きちっとしなければいけないということなのでしょう。
そんなことも出来ないようなら飼う資格なんて無いよ、と言われているようで
頭にガツーンと鉄槌が落とされたようでした。
ただ付帯意見として、姫の場合腫瘍摘出手術や、その他の複合原因による影響も
考えられますので、一概に言えないということを付け加えておきます。
さらに、今回の姫の症状を調べてみると、肺水腫や腹水、それらの大本の原因と
考えられる心筋障害だったのではと思います。
レントゲンに腫瘍や心臓肥大が写っていなかったことを考えると可能性として
これらが当てはまるのではと思います。
これはもってる方も多いでしょう、アニファブックスの「ハムスター」の本の中に
書かれています。ただ持ってるだけではなく、隅から隅まで暗記するぐらい
読むべきでしょう。この本が良いからとかではなく、他の文献でも自分がこれが良いと
思った本でも良いですし、どこかのHPでも良い訳ですから、そこら辺は飼い主の
自己責任、もっと言えば飼ってるハムスターの小さな命を全うさせてあげるために
自分が納得できるために読むべきだと思います。
私はそれらをわずかでも怠ってしまったのです。最低です。
亡くなってから読んだ本には、呼吸器不全による呼吸困難の場合、市販されている
酸素ボンベ(スポーツ用品売り場で登山用等に売っている缶スプレー)を使い
呼吸を楽にしてやると良いと言うことを知りました。
私はその文章や人工呼吸の話を読みながら、悔しさと情けなさで声を出して泣きました。
皆さんは決してこのようなことが無いようにしてあげてくださいね。
私たちも姫が命を懸けて教えてくれたこの教訓を忘れません。そして二度と繰り返しません。
そしてもうひとつ思ったことがあります。
これは人間が病気になったときも同じ事が言えるのですが、一ヶ所の病院で満足せず
行く行かないは別としていろんなアドバイスを受けたほうが良いということです。
今回私たちは、結局一ヶ所の獣医師だけをたよりました。
結果このような事態になりました。
私は改めてもっといろんな獣医師に見せることも必要だったのではと思っています。
もちろんこの意見には賛否両論が在るのも判っています。
例えば輸送によるストレスの問題や、獣医師に対する不信という名の先入観。
これが悲劇を招く可能性も有るのを判ってここに書き込んでいます。
そして、飼い主の責任において、WEBや書籍等をフルに活用して、自分が今飼っている
ハムスターとはどういうものなのか、それこそ全てにおいて把握するべきだと
思います。何度も言いますが全てです。何故かと言うと、彼らハムたちは人間のように
ココが痛いとか、気分が悪いなんて決して言ってくれないからです。
まして本当に最悪の状況になるまで彼らは自分が具合悪いと言うことを隠します。
事実姫は隠していました。いや私たちがまさか大丈夫だろう、という最悪の思い込み
をしていたのが原因かもしれません。
我が家でハムの死は、今回の姫が初めてです。これが油断していた一番の原因
だったかも知れません。こんなの言い訳にもなりませんがでもこれを反面教師にして
私たちのような馬鹿な真似は決してして欲しく無いのでココで書きました。
言いたいことは、やれることは全てやってあげたかったと言うのが今現在の心境です。
これを見た他の方が同じ経験をしないで欲しいと思ったから。
最後に、これは考えたくも無かったことですが、亡くなってしまった場合に必要なことです。
どうやって愛ハムを安らかに眠らせてあげるかです。
私達の場合は、住まいが共同住宅のため庭が有りません。実家が近いのですが
出来ることならいつまでも傍に置いておきたいと考え、結局火葬にしました。
そのまま置いておく訳にもいかないし、かといって我が家の汚い冷蔵庫に入れて
保存するのもかわいそうだし、何より段々と冷たくなっていき、変わり果てていく
姫を見ていられませんでした。そして早くハムスターランドに行って欲しかった。
姫は1年5ヶ月の間、つらい思いを我が家のハムの中で一番してきましたので
あちらへ行って仲間とともに楽しく幸せに、そして安らかに過ごして欲しかったのです。
参考意見として土葬にする場合、地面を最低でも30cm以上掘らないで埋めると、
犬や猫に掘り返され、亡骸を掘り出される事がありますので気をつけてください。
私たちがお願いした火葬場は、車で片道一時間かかる場所にありまして、ペット専門
の火葬を請け負ってるところでした。
あまり綺麗なところでは無いのですが、それでも煙になって天に上っていく姫を
この目で確かめながら送り出すことが出来ました。
料金は15750円で、立会い葬形式、骨壷付きの値段です。
車で引き取りに来てくれる事も可能だそうです。
ちなみに横浜市の場合、区役所等で相談すると、もう少し格安で行ってくれます。
横浜の場合は戸塚斎場で立会い葬、返骨で10000円です。
また自宅まで火葬装置を積んだ車で来ていただき、自宅前やその周辺で火葬してくれる
業者も有りまして、13000円前後で行ってくれるそうです。
ただこの場合は、近所との兼ね合いもありますので気をつけたほうがいいかもしれません。
火葬された姫は、とても小さな骨の欠片になっていました。
頭骸骨も脚の骨も、あばらや腰骨、肩甲骨、尾てい骨も綺麗に残っていました。
火葬場の人が、「ここら辺の色が変っているところは出血していたようです」と
言われたときは、きっと苦しかったんだろうと思いまた涙が溢れてきました。
幸い腫瘍のようなものは無かったと教えていただき、それが原因では無く
出血の場所からやはり、気管支炎もしくは肺の辺りの炎症が原因により、
鼻でしか息が出来ないハムが、其の気道の中で出血したためにそれが埋まり
呼吸困難から窒息したのが死因なんだろうな、と私なりに解釈しました。
改めて最後の様子を思い出すとまさに其のとおりだったのでしょう。
「ごめんね姫。苦しかったね。もう楽にしてね。」そういいながら
多分犬猫用と思われる少し姫には大きい骨壷に、ぶのしと二人で姫のか細い
小さな骨を納め、岐路に着きました。
姫は何故か麺類が好きな子でした。特に焼きそばが好きで、味の付いてる部分を
ふき取ったり舐めとったりしてよくあげていました。
其れを器用に両手を使いながら食べていた姫。もうあの場面を見れないのかと思うと
いても経ってもいられません。
しかしこの”舐めとる”と言う行為は考えなくてはいけません。何故なら上のほうに
書いたとおり、人間に感染したインフルエンザ等の菌がハムにも移るからです。
もしかすると姫に対するこの行為が死につながったのではと思うと本当に悔しく
情けない気持ちで一杯です。それ以前に人間の食べ物を与えていた私たちは
最低な飼い主だったんです。
ただ最後に言わせてください。
偽りの愛情だとか、欺瞞だとか言われても構いませんが、私たちは本当に姫を
愛していました。心のそこから愛していました。
今でも其の気持ちに変りはありません。
ただ愛情を履き違えてしまった最低の飼い主でした。
姫、本当にごめんね。
そして色々ありがとう。
貴女にはハムスターを飼うことの楽しさ、素晴らしさ
そして辛さも全て教えていただきました。
そして命の尊さを。
もうゆっくりしていいんだからね。