HAM's SICK
診察日 2003年初夏 
診察概要 うなどんの医療事故及び飼い主の判断ミスについて

 

写真・動画 診察内容
今回は、うなどんの医療事故と言うか、私たち二人の飼い主の不注意によってうなどんを死なせてしまった事について書こうと思います。SickDay12にも書きましたが、うなどんのお腹の中には、腎臓当たりに出来たと思われる腫瘍が以前より存在、それの治療を半年にわたって行ってきました。何度も言って居ますが、腎臓は病に置かされると大変厄介な病気で、人間でも透析をしたり移植をしたりしないといけないほど重篤な病気です。ハムスターの場合はご存知のとおり小さいですから、透析と言う方法は不可能に近いです。なら移植は?と言うとこれもほとんど行われて居ないというのが現実のようです。治療費も凄い高くなる可能性もありますから、経済的にも厳しいですし、何よりハム自体がそのストレスに耐えられない可能性があります。悲しい話ですが、動物実験の世界では、マウス、ラットに続きハムスターも使われ、命を落としています。その世界では移植も行われているようですので、移植と言う行為が全く不可能な訳ではなさそうです。
因みに動物実験は反対です。今の科学力を持ってすれば、今までに失われてきた尊い命のデータを元に、コンピューターを使いシュミレーションで事足りるのでは、と思うからです。実際の治療も、大学の獣医科に病院を併設するようにして、臨床から学ぶことが出来るはずですから、事獣医になるための無駄な動物実験は避けて行って欲しいと思ったりします。
うなどんの状態は、前回病院に行って体内に溜まった液体を抜いてから非常に良かったのです。前回病院に行った時は、かなり具合悪くなっていたので、もう駄目なのかと思ったのですが、その液体を抜いて帰宅後半日はぐったりしていたのですが、翌日にはすっかり元気になり、下半身がぷっくり膨らんでいたのも取れた為に動きやすくなったのか、非常に元気になったのを覚えています。先生の診断によると、腎臓に出来た腫瘍により腎機能が衰え、それに伴い水が溜まったとの事ですが、私には良く分かりませんでした。確かに人間でも、腫瘍や癌で体内に水と言うか液体が溜まることが有るらしいので、その事と一緒なんだと思います。また、周りに転移していることも考えられますので、色々な複合要素により体内に溜まってしまうのかも知れません。この液体が溜まる事により、内臓が圧迫されますから、食事にも影響出ますし、心臓への負担、呼吸がしにくくなる等の不具合も出てきます。その為には、液体を抜いてやると言うのがある時には効果をもたらすのだと感じました。しかしこの液体を抜くという行為がこのあとうなどんを死なせてしまう行為になるとは。少しは危ないかな、と思っていましたが、やはり現実になってしまうと落ち着いてはいられませんでした。
今回うなどんを死なせてしまった原因は、直接手を下した獣医師にあると言うより、私たち飼い主の判断ミスと不注意によるものだと思います。それと言うのもまず、病院選びを間違っていました。前回お世話になった獣医師に診せに行かず、私たち飼い主の体調の都合により、近所の病院に連れて行ってしまったのです。しかし、この病院が悪い病院と言うわけでは無いのです。事実この病院には何度か診せに行っており、その際には有る特定の獣医師に診て貰っていました。しかしこの時は、その獣医師を指名するのを受付で怠ってしまったのです。その為診察室に来た獣医師は、私たちの不安をあおるような獣医師だったのです。その時点でいつもの獣医師に変えてもらうか病院を後にするべきだったと思います。しかしうなどんの様子も大分悪かったので、急を要すると判断した我々は、以前液体を抜いてもらった行為をその獣医師に話し、同じ事が出来るのか確認しました。するとできると言うのです。私はこの時点で、かなりの不安感を持っていました。もちろんぶのしもです。とりあえず超音波で内臓を診て見たいというので、一旦うなどんを預け、待つことになります。しかし治療風景を飼い主に見せてくれない病院はあまり連れて行かない方が良いと思います。ココの病院も治療風景は一切診せてくれません。私たちはこれ以降、治療の様子が見れない病院は行かないと心に決めました。治療が見れないというのは、ペットの場合声雄出すことが出来ませんから、いざと言う時に飼い主の代弁が出来ないと言う不具合があるのです。そして、いい加減な治療を施されるというのを防ぐ事が出来るのです。
超音波診断が終わり再び獣医師の下に行き説明をうけました。しかしこの時、今までどの病院に行っても言われた事の無いおかしな言動をしたのです。「内臓が小さすぎて何処に何の臓器が在るか分からない。多分この辺が腎臓だと思う」と。えっ?って思いました。この時点でこの獣医師に頼まず、帰るべきでした。内蔵の位置関係も分からない獣医師に頼むなんて事をした我々飼い主は本当に最低です。しかし急を要する状態ではあったと考えていた私たち二人は、以前の治療方法を詳しく伝え、同じようにして欲しいと頼んでしまったのです。今考えても悔しくて仕方ないです。次に私たちの前に現れたうなどんは、瀕死の状態でした。この獣医師は馬鹿ではないのか?と思うぐらい体内からとんでもない量の液体、いや今思うとアレはほとんど血液だったと思います。赤黒い液体が入った注射器私たちに見せ、平気そうな顔しているんです。私たちは「大丈夫なんですか?こんなに抜いてしまって」と半分絶句して質問したのですが、「多分平気です。暖かくして安静にして居てください」と言いました。しかし明らかにうなどんの様子はおかしく、手足の血の気が無く、時折苦しそうにしていました。っていうか、素人が常識的に考えて、あの量を体内から抜いてしまう事がどんな危険か想像が付くのにこの獣医師はそれすらも想像して治療を行うことが出来ないのでしょうか?まして私たち素人素人が知ることも無い体の仕組みとか勉強して獣医師になっている筈なのに。あの獣医師は。前回抜いた時の倍以上の液体を抜いたのですから、多分体内の血液まで抜いたんだと思います。つまり出血多量状態に陥ったんだと思います。あぁ、なんて事したんだろう、私たち飼い主は。獣医師にも腹が立ちましたがそれ以上にこの獣医師に頼んだ私たちの愚行が悔やまれてなりません。治療費を払い薬を貰い家に帰りましたが、帰宅後五分もしないでうなどんは息を引き取りました。
この写真はうなどんが死んで間も無い様子です。まるで寝ているかの如く、静かに息を引き取りました。こんな飼い主がいる家なのに、この家で死にたかったのように、帰宅後直ぐに息を引き取りました。写真で分かるかどうか、うなどんの手足は真っ白でした。つまり失血死だったのでしょう。他のハムが星になった時のような色では有りませんでしたから。うなどんは死ななくても良かったのに、死期を早めるような行為を私たち飼い主はしてしまったのです。ぶのしはあまりのショックに倒れました。私もパニックに陥りました。なんて事をしてしまったのかと。獣医師に電話するかとも思ったのですが、直ぐに私たちの所為だと理解しました。あの阿保獣医師に頼まなければ良かっただけなんですから。暫くして落ち着くと、うなどんと仲の良かったこむちんにお別れをしてもらうべく近づけました。これがその時の写真です。うなどんは急に旅立ってしまった為に、頬袋の中にはほとんどと言って良いほど何も入っていませんでした。本当に申し訳なく思います。病院に行く直前に唯一舐めさせたスタミノンがお土産になってしまいました。
今回の一件で思った事は、少しでも不安の感じたら、辞めるべきだと言う事。そしてその場でしつこいぐらいに獣医と話し、納得出来なければ診察を中止して帰るべきだと言うことです。そして、獣医師は複数でも構わないのですが、信頼できる人物に限定し、それ以外には診てもらわないようにした方がいいと言う事です。今回は、我々飼い主側の体調の都合でこのような事態になったのですが、私たち飼い主が死ぬというような体調では無かったのですから、だったら無理してでもうなどんをいつもの信頼できる病院に連れて行くべきでした。
本当にすまない事をしました。もう取り返しの付かない事ですが、それでも毎日心の中で誤ってしまいます。うなどんが何もお土産を頬袋の中に入れられなかったので、お供え物は毎日欠かさずに与えて居ます。それで許して貰おうとも思いません。もし私たちが死んで、あちらに行った時、うなどんに真っ先に誤り行こうと二人で話したりもしました。
本当に可愛かったハムでした。
たった一回の判断ミスがこのような不幸な出来事を起こしてしまうと言うことを皆様に知っていただく事が、今回のうなどんお、尊い命を失った代償として生きるのかと思い、あえてここで発表した事を付け加えて置きます。

この左の写真は、いくちゃんさんが我が家に遊びに来てくださった時に撮っていただいた写真です。皆様にも可愛がって頂いたハムでした。また会いたいですね。
うなどん、ごめんね。そしてありがとう。
こんな飼い主でも許してくれるなら、もう二度と同じ過ちを繰り返しませんから、戻ってきてね。そしてまた私たちに可愛らしいしぐさを見せてね。